PCが起動しない時のセーフモード起動

パソコンの画面が突如つかない!エラー表示でパソコンがフリーズした!など、起動不良の原因の切り分けに有用な『セーフモード』起動。起動しないパソコンからのセーフモード起動は最低限知っておきたい操作となります。
OSのバージョンにより起動のやり方は多岐に渡ります。特に起動しない時のセーフモード起動は覚えておいて損はありません。こちらでは主だったOSごとのセーフモード起動方法を掲載します。参考にして下さい。
Windows系
国産ブランドのパソコンを使われているお客様はこちらのケースが当てはまると思います。
WindowsVista~7
- 電源ボタンを押します。
- メーカーロゴ表示後、つづいてWindowsロゴが表示される直前にキーボードの『F8』ボタンを押します。
- [詳細ブート オプション] が表示されます。
- 『矢印キー(↑/↓)』を使い、[セーフモード]を選択し、『ENTERキー』を押します。
- セーフモード状態で起動します。再起動をすると自動的に通常起動になります。
Windows8.1~10
通常起動しないパソコンのセーフモード起動はリカバリ領域を使い実行します。但し、自作パソコンでWindowsのインストールDVDやシステム修復ディスクを用い起動することになります。
※Windows8.1~10では強制終了を二度繰り返すと、三度目で以下に説明する「修復用のオプション画面」が表示される設計になっていますが、ハードディスクを痛める(とどめをさす)原因になりえる最終手段です。
メーカー製パソコンの場合(例としてNEC製パソコンの場合)
- NECロゴが表示された直後、『F2』ボタンを押しBIOSを起動します。
- キーボードの矢印キー右『→』を押していき、『EXIT』まで移動
- その後矢印キー『↓』を押して『HDD Recovery(HDDリカバリー)』でEnterキーを押す
- 「Execute HDD Recovery?(HDDリカバリーを実行しますか?)」または
「Execute Windows 8 Recovery?(Windows 8 リカバリーを実行しますか?)」が表示
されます。ここで「Yes(はい)」を選択し「Enter」キーを押します。 - NECロゴ画面、「しばらくおまちください」と出ますので、画面が変わるまで待ちます。
- 「キーボードレイアウトの選択」が表示されます。
「Microsoft IME」をクリックします。この時点ではマウスが動きます。 - 「オプションの選択」が表示されます。
「トラブルシューティング」をクリックします。 - 「トラブルシューティング」が表示されます。
「詳細オプション」をクリックします。 - 「詳細オプション」が表示されます。
「スタートアップ設定」をクリックします。 - 「スタートアップ設定」が表示されます。
「再起動」をクリックします。 - NECのロゴ画面が表示されるので、画面が切り替わるまで待ちます。
- 「スタートアップ設定」が表示されます。
キーボードの「4」キーを押し、「4)セーフモードを有効にする」を選択します。 - NECのロゴ画面が表示され、サインイン画面が表示されたらサインインします。
- 後は待っていればセーフモード起動出来ます。
自作パソコンの場合
- インストールDVD、またはシステム修復ディスクで起動します。(※起動しない場合はBIOSメニューから、光学ドライブの起動順位を1番目に変更して下さい。)
- 「Windowsセットアップ」画面が表示されます。「次へ」をクリックして下さい。
- 次に左下の「コンピューターを修復する(R)」をクリックします。
- 「オプションの選択」が表示されます。
「トラブルシューティング」をクリックします。 - 「トラブルシューティング」が表示されます。
「詳細オプション」をクリックします。 - 「詳細オプション」が表示されます。
「スタートアップ設定」をクリックします。 - 「スタートアップ設定」が表示されます。
「4.セーフモードを有効にする」をクリックします。
強制終了で無理やりする場合
- 2回強制終了(5秒ほど電源ボタンを長押し)
- 3度目で「自動修復」画面が表示されます。
右下の「詳細オプション」をクリック。 - 「オプションの選択」が表示されます。
「トラブルシューティング」をクリックします。 - 「トラブルシューティング」が表示されます。
「詳細オプション」をクリックします。 - 「詳細オプション」が表示されます。
「スタートアップ設定」をクリックします。 - 「スタートアップ設定」が表示されます。
「4.セーフモードを有効にする」をクリックします。
Mac系
Mac OS X~
- 起動または再起動したのち、「Shift」キーを押します。(起動音の直後、結構シビアです。起動音がする前にShiftキーは押さないように)
- 進捗状況インジケータ (回転するギアマーク) が表示されたら「shift」キーを放します。