あなたのハードディスクのセクタはAFT?非AFT?

意外と知らないHDDのセクタ容量
ご自身でHDDを交換した時にこんな事って経験ありませんか?
- 何度やってもリカバリが出来ない。
- OSの更新が出来ない。などの不具合が発生する。
もしかするとセクタ容量の異なるHDDが原因かもしれませんよ!?
その前にセクタ容量???なにそれ(笑)
1.セクタ容量って?
ハードディスクの中にはプラッタと言うディスク何枚か入っていて、パソコンからの命令に従って、このプラッタから必要なデータを取りだす作業を延々と行っています。とはいえ適当にデータを置いても、見つけて取り出すの大変ですよね?人間と同じで整理整頓する方が効率が良いんです。そこで登場するのがトラックやセクタと言う概念です。何とか町(プラッタ)何丁目(トラック)何番地(セクタ)みたいな…例え方変かな。まーそんな感じです。
1-1.AFTと非AFT
セクタとは何かなんとなくご理解して頂けたとして進みます(笑)
次に出る単語は「AFT」というもの。AFTとは、アドバンスド・フォーマット・テクノロジーの略。
これは物理的に、セクタのサイズを大きくした技術で、最近のハードディスクでは主流です。
- 非AFTのセクタ容量、512MB
- AFTのセクタ容量、4096MB
この利点は『プラッターの容量を増やし、エラー訂正の精度を高める』というもの。
Windows8~10やMacOS10.5以降のモデルなら、AFTには対応しているはずですが、必ず確認して交換するようにして下さい。
1-2.一般的な確認方法
1-2-1.ハードディスクのメーカーサイトで調べる
使われているハードディスクが非AFTかAFTなのかは、ハードディスクのブランドメーカーサイトにて
確認出来ます。くれぐれもパソコンがNECだからとNECのサイトで探さないように。おそらくメーカーサポートセンターでも即答してくれないでしょう。
1-2-2.正常起動しているうちにコマンドプロンプトで調べる
「Fsutil fsinfo ntfsinfo x:(ドライブレター)」 と打ちこみ、Enterキーで表示されます。
この「物理セクターあたりのバイト数」が判別するところです。
この場合ですと4096MBですのでAFTとなります。
ちなみに「セクタ当りのバイト数」と困惑しないようにして下さい。これは論理セクタとなります。
本来であれば、両方ともに4096MBであればネイティブ対応(純粋に対応している)となります。
※余談ですが、この写真ではAFT対応(4096MB)のHDDを論理512MBとしてエミュレート(ソフトウェアなどによって模倣し、代替として動作させること)されている状態です。通常は512MBなら512MB、4096MBなら4096MBが普通です。
AFTの切り分けは「物理セクターあたりのバイト数」をチェック!で覚えておいて下さい。